アイラブみー
Eテレで放送している『アイラブみ―』という幼児向けのアニメをご存じですか?わが家では毎週録画して子どもたちと観ています、これがとってもいい…!!!『アイラブみー』には、”性教育”の大切なことがぎゅぎゅぎゅっと詰め込まれているんです。
”性教育”のアニメ…???ってどんなのだろう、と思われる方もいるかもしれませんが、自分のからだを知り、自分のこころを知り、「じぶんを大切にする」ことの意味を考える、そんな素敵な話がたくさんです!
アイラブみー
どんな内容!?
5歳の主人公・みーが、「なんでパンツをはいているんだろう?」「なんで裸なっちゃダメなの?」「なんであやまりたくないんだろう?」「なんでおねしょしちゃうんだろう?」など、からだやこころ、いのちにまつわる様々な疑問に、アニメの登場人物たちと話したり、もしも話をしたり、実験したり…
自分のからだやこころを深く理解して、自分を大切にするってどういうことなんだろう?と考えるきっかけをくれるお話です。いわゆる性教育として想像しやすい、パンツの話やプライベートゾーンの話もありますが、それだけでなく、イライラとの付き合い方、ふつうってなんだろう、自分のすきなもののこと…子どもに伝えたい大切なテーマが取り上げられています。
テーマソング~♪
『アイラブみー』のアニメでは、前振りのちょこっとしたシーンのあとにテーマソングが流れます。短いテーマソングですが、これにもまた性教育のエッセンスが! ♪~ じぶんのからだはどうなってるの? なにがうれしくて なにがかなしい じぶんはこうなのに あのコはああなの ~♪
性教育は、お互いを理解し合い、お互いを尊重し合い、より良い人間関係を築いていくための学びです。なので、この『アイラブみー』のテーマソング…自分のからだを知る、自分のこころを知る、みんな違っていることを知る。めっちゃ大事なことを歌ってるなぁ、と毎回子どもたちと口ずさみながら聴いています。
ご家族・先生などおとなの方へ
アニメの途中で画面の端に、”おとなの方へ”とQRコードが写ります。これを読み込むと、お話の制作意図や子どもと関わる大人に知ってほしいこと、考えてみてほしいこと、監修の先生のメッセージが書かれているページへ繋がります。
子どもたちとの日々の関わりに活かせるポイントやアドバイスが書かれており、とても参考になりますよ。『アイラブみー』は子ども向けのアニメですが、大人もとても考えさせられます。
私も相手の気持ちを考えなさい、人にやさしくしなさい、ということは言われてきたけれど、自分のからだや自分の気持ちを大切にしていいと言われてこなかった。私自身が、自分を大切にすることがどういうことかよくわかっていない…このアニメを見ながら、自分を大切にするってどういうことなのか、気づきやヒントをもらっています。
家族で観ています!
家族の反応
リアルタイムではなかなか観れませんが、録画した番組を家族で毎週観ています。子どもたちも新しい話があると、「みー、つけて!」とお願いしてくるほどお気に入り!自宅で子ども同士のやり取りや子どもとの関わりの中で気になることがあったときに、『アイラブみ―』でもこんなこと言っていたよね~、と子どもに伝えるのに役立っています。
最近、なんでもかんでも次男と勝負して「おれのかち~」「おれがいちばん!」と言う長男。『アイラブみー』のとある回で、いろんないちばんがあるよね、というお話があり、それをみんなで観ているときに、パパがボソッと「大事やんなぁ」とひと言…こういうことを子どもに伝えられる番組があるのはいいね、と言っていました。
『アイラブみー』が伝えてくれる、”そのままでいいんだよ” “自分のからだや気持ちを大切にしていいんだよ” というメッセージをそう思えていない、大切にできていない私が伝えるのはやっぱり難しい…私も子どもたちと一緒にできるようになれたらいいな、と思いながらアニメを観ています。
絵本もだいすき!

この『アイラブみー』は絵本もあります。『アイラブみー じぶんをたいせつにするえほん』、こちらも子どもたちのお気に入りです!なんでパンツをはいているんだろう?という、アニメのお話が絵本になっています。
パンツは自分の大切なところを守っているんだよ、自分のからだはどこも大切なんだよ、自分のことを守れるのは自分なんだよ、と面白く楽しくわかりやすく伝えてくれます。わが家では、おやすみ前の絵本タイムにたびたび登場しています♪
さいごに
『アイラブみー』は幼児向けのアニメですが、大人にもたくさんの学びをくれる、とても素敵なアニメ。性教育ってハードル高いかも…と思っている方にもピッタリ、”性教育の入り口”になってくれること間違いなしです!子どもと一緒に、自分のからだやこころを知ること。そして、「じぶんを大切にする」ってどういうことなのか…物語を通して楽しみながら考えることができますよ。